悟りのパワーワード!! ” 同じことをやるなら若いうちだぞ たいていのことはあとで笑い話になる。”

パワーワード!!

作品紹介を簡単に…

「ラフ」はあだち充先生の作品のなかでもNo.1と評する人も多い名作です。
アニメ化こそされていませんが、実写映画化されています。
主人公「大和 圭介」とヒロイン「二ノ宮 亜美」は祖父の代からのライバル同士の和菓子屋の子ども。ロミオとジュリエットのような二人の恋愛模様と圭介と仲間4人の友情の群像物語が魅力の作品です。密かにあだち先生作品で一番のバトルマンガかもしれない…

今回は主人公・大和 圭介の父親からのパワーワード!!
大人ならではの含蓄が感じられます…

憧れるご都合主義のシチュエーション

圭介と亜美がつかず離れずの関係を続けている中、圭介の恋のライバルが登場する。
その人は水泳100m自由形の日本記録保持者の仲西 弘樹。亜美の幼馴染でもある男。
これまで自分の名前を「山田」と偽って、亜美のお父さんに気に入られていた圭介は二ノ宮家と仲西の旅行に無理矢理連れてこられていた。

その旅先で圭介は何故か会うはずのない父親と遭遇する。
圭介のお父さんは年甲斐もなく若い女の子をナンパしては失敗するという絵に描いたようなどうしようもない人間のように見えた…が。

ナンパ=真面目だった若い頃の反動

父曰く、圭介は自分の若い頃にそっくりとのこと。
何をやってもそこそこで大ケガも大失敗もない、親に心配掛けさせない孝行息子。
そして、若い頃にムチャをできなかった反動が今になって現れているのが自分であり、圭介の30年後の姿でもある、という。

圭介は「いい歳してナンパするようなみっともない大人にはならない!」と反論するが、それに対して父が言った言葉が…

” そうだ。同じことをやるなら若いうちだぞ たいていのことは後で笑い話になる。”

そして「ときには親に心配かけることも親孝行だぞ」と言い残して、その場を去るのだった。

若さの特権とは、無茶をできること

今回のパワーワード!! は主人公たちのものではなく、主人公の父親の台詞です。
大人(おじさんと呼ばれる年齢)になったからこそ共感できる台詞というのもあり、これもその類です。確かに妻子を持ったおじさんが若い女の子をナンパしていたら色々やばいですが、学生時代なら多少怒られたり、思い切り惨めな結果になったとしても許される傾向が世の中にはあるような気がします。

もっと、後先考えずに軽い気持ちで色々なことに手を出したらいいと思います。
まだ、自分が学生や若手と呼ばれる年齢であれば、是非このパワーワード!! を心に刻んで色んなことに挑戦するべきではないでしょうか。
年齢を重ねるにつれて、体力も衰え、変な経験や知識が身につく分、失敗確率も計算してしまって、無茶なことに対してチャレンジすることが難しくもなるので…

今がその時…かもしれない

今回のパワーワード!! を書くにあたり、この台詞を再度よく考えてみると、学生や若い人たちだけでなく、これは今の自分にも当てはまる台詞かもしれないと思いました。
僕は今、40代半ばを過ぎていますが、もしかしたら60歳や70歳になった時に「40代だったら笑い話で済んだのに…」と思えることがあるかもしれないです。

20~30年先の自分を想像して、今やれる、今やるべき無茶があるのなら実践する。
どの年代に対しても当てはまる、新しい挑戦を始める時に後押ししてくれるような今回のパワーワード!! 生かすべきは 「今」 かもしれない…

「ラフ」は長澤まさみ主演の実写映画がU-NEXTで配信中のようです。興味がわいてきた方は是非、観てみて下さい。「ラフ あだち充」で検索しましょう。(※本ページの情報は2020年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)

アニメ観るなら<U-NEXT>

コメント

タイトルとURLをコピーしました