TVアニメ「ダイの大冒険」も放送中の名作マンガ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」から “真の覚悟とはこうあるべき” という名言をお届けします。
追い詰められた時こそ、冷静に状況を分析して、頭脳をフル回転させて、打開策を見つけ出す。そして、見つけた打開策が有効であると判断したら、覚悟を決めて実行すべし、ということを教えてくれます。覚悟を決めたなら…、“あとは 勇気だけだ!!” (これば別のマンガの名言でした…)
” メガンテ!!!! ” （自己犠牲呪文）~「ダイの大冒険」の名言が教える本当の覚悟の意味~ -ドラゴンクエスト ダイの大冒険 12巻：魔法使いポップ-
竜(ドラゴン)の騎士の最強戦闘形態(マックスバトルフォーム)である「竜魔人」に変身したバラン。その力は圧倒的!! ヒュンケル、クロコダイン、ポップ、もちろんレオナも。その場に居る者全員でかかっても全く歯が立たない。
そこに現れたのは、バランの正真正銘の息子ダイ。
バランは妻を殺した人間を憎んでいる。
その人間の味方をしているダイを目覚めさせ、連れ戻すことがバランの目的。
出てきたダイをバランが連れて行こうとした時、その前に立ちふさがったのはポップ。
魔法力は使い果たし、身体も傷付き、正に瀕死の状態。
出来ることなど、何もない。
それはポップも充分に理解していた。
しかし、人間の「希望の勇者」であるダイを連れていかれる訳にはいかない。
人間の為だけでなく、ポップ自身にとってもダイは心の支えなのだ。
“…先生…! アバン先生なら どうしますか!?”
“こんな時!! 先生なら… どう戦うんですか!!?”
!!!!
そして、ポップはバランに特攻を仕掛ける!!
追い詰められた時こそ冷静に、策があるなら覚悟を決めて実行する
この状況、ポップは完全に追い詰められています。
“魔法力はゼロ…強力な武器も道具もない…! おまけに100％逃げられないっ!!”
“なぐりかかるぐらいしかできねぇっ!!!”
極限の状況の中、現状を理解し、その上で「何ができるか」を探したのです。
その答えが「メガンテ(自己犠牲呪文)」。
しかも、単なる特攻ではない。
バランは「竜闘気(ドラゴニックオーラ)」に常に体を守られています。メガンテが竜闘気を貫き、バランにダメージを与えられるかは分からないのです。
しかし、ポップはバランが前に「竜闘気以上のエネルギーをぶつければ貫くことができる」と言ったことを覚えていたのです。
自身の生命エネルギーを懸けたメガンテなら、竜闘気を超えるエネルギーを生み出せると確信したからこそ、ポップは特攻を仕掛けたのです。
自身は死んでしまうが、今の状況下で仲間を守る現実的な手段として、最も確率が高い手段をポップは冷静に導き出したのです。
あとは やる気だけだ!!
普通の仕事でも、〆切が目前なのに思ったより進んでいないこと、ありますよね。
そんな時に思い出して欲しい名言というか名シーンです。
要求されていることの本質を整理して、残り時間で出来る最高の手段を模索する。
諦めないことが重要です。
意外と時間がない方が、本当に必要なことだけを取捨選択して実行するので、クオリティとしては良い仕事になることもあります。極限に追い詰められるとアドレナリンが分泌されて、そういう本質の整理も効率よくできるようになるのでしょう。
報告用の資料製作等は特にそうかもしれないです。
時間があるとつい、色々アピールしたくなって、情報量だけ増えて、報告に時間がかかるばかりか、本質が伝わりにくくなることも多いです。
そうは言っても「結局、時間切れで無駄骨になる可能性」も頭をよぎります。
どうせ怒られるなら、その方が楽だという理論です。
ここまで来たら、“あとは 勇気だけだ!!” ならぬ “あとは やる気だけだ!!” ということでしょう。
＜興味持ったら、コチラをどうぞ＞
“あとは 勇気だけだ!!” ～サイボーグ009 第4巻/009(島村ジョー)
名言(パワーワード)あふれる「ダイの大冒険」を観る・読む方法
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」のアニメはU-NEXTで配信中です。
1991年の1作目のアニメも配信されています。丁度、今のアニメで放送中の「バラン編」が最終章になるので、見比べてみるのも面白いかもしれないです。
原作マンガも単行本の電子書籍を配信しているので、購入して観れますよ。※本ページの情報は2021年4月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)
単話で原作マンガを読むなら、「ジャンプ＋」で読めます。
「少年ジャンプ＋」
(今回紹介した名言(パワーワード)や名シーンは、第105話「おれたちのダイ…!!!」・第106話「ポップの最期」に登場します)
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」(監修：堀井雄二、原作：三条陸、作画：稲田浩司)は、1989年から1996年に週刊少年ジャンプで連載されたマンガです。単行本は最初のジャンプコミックスで全37巻。最近では「新装特装版」が発売中ですね。連載当時のカラーページがすべて再現されているようです。書下ろしの表紙も必見です。
ではまた、次回。
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