TVアニメ「ダイの大冒険」。テレビ東京系列で毎週土曜朝9時30分から放送中です。
今日(2020年12月7日)の放送は前回でクロコダインとの決着がついたので、次のエピソードへの幕間の回という感じでしたね。それでも六大団長が総登場し、非常に見応えのある回だったと思います。今回のダイの大名言(パワーワード)も今日の放送のアニメエピソードから紹介します。
マンガの名言(パワーワード) ” おれが勇者だっていうなら みんなが勇者だよ…! ” -ドラゴンクエスト ダイの大冒険 4巻:ダイ-
ロモス王国を強襲してきた魔王軍・六大軍団長の1人「獣王クロコダイン」!! ダイはマァムや正義と勇気に目覚めたポップ、王国の城の兵士たち、皆と力を合わせて、これを撃退した。
ロモス国王から今回の功績を感謝のされると共に「名実ともに勇者にふさわしい男に成長した」として「晴れて今日から “勇者ダイ” を名乗るが良い!!」と言われるダイ。誰もだ納得の表情の中、ダイは「おれ…まだ いいです!」と “勇者” を名乗ることを辞退する。驚く一同だったが……
” …おれ一人じゃ勝てなかった… ポップ…マァム…ゴメちゃん…
それにお城のみんなが力を合わせたから勝てたんだ! “
” おれが勇者だっていうなら みんなが勇者だよ…! “
まだ、” 勇者 “と呼ばれるには早いと言ったダイ。しかし、国民たちに大歓声を持って称賛されるダイを見てロモス王は確信する…
” たとえおまえが望まずとも 人々はおまえをこう呼ぶだろう… “
” …小さな勇者 ダイと…!! “
この名言(パーワード)&名シーンを深読む ” 2つの教訓 “
遂にきました、「ダイの名言(パワーワード)」。「ダイの大冒険」において、ダイの名シーンはたくさんあるんですけど、台詞だけで名言といえるものって、意外と少ないと思うんですよね。この名言(パワーワード)や今回の一連の名シーンは、人生における2つのことを教えてくれていると思います。
一つ目は「人間は謙虚であれ」ということ。
今回の名言(パワーワード)はダイの謙虚さ、ひたむきさが出ていて、とても清々しいです。「クロコダインを倒す」という偉業はダイが成し遂げた。しかし、そこに至る過程おいては仲間のサポートがあったからこそ、ということを忘れない精神が立派です。
何か大きなことを成し得たとき、それが果たして自分一人の力で成し得たものなのかどうか、しっかり振り返ることができる人になりたいものです。
二つ目は「評価は後からついてくる」ということ。
今回の名シーンにおいては、ロモス国王の「受けの台詞」が重要ですね。ダイは “勇者” と呼ばないで、と言ったが、人々は “勇者” と呼ぶんです。何故なら、それだけのことを成し得たのだから。”勇者” は自称するものではなく、周りの人がその功績を認めて、自然と呼ばれるようになるものなのです。
仕事の評価なんかも同様ですよね。いくら自分ですごいことをやった、と言っても、周りが認めなければ意味はない。逆に自画自賛を痛々しく思われることも…。”周りに認められてこその偉業” ということを、心に留めておきたいものです。
人生の先人のあるべき姿を示す 隠された名シーン:まぞっほ
今回の国民にダイたちが称賛されるシーンでは、まぞっほ も国民たちに混ざって見ています。そして「やはり おまえは本物だったみたいじゃな 坊主! がんばれよ これからも」とエールを送りながら、仲間のインチキ勇者パーティとその場を去るのです。
ポップの劇的な成長を促した大恩人にも関わらず、一切そこに称賛は求めない。人生の先人たるもの、若者の成長の手助けはして当たり前、という達観した姿勢が感じられる隠れた名シーンといえるのではないでしょうか。
そして、そんな彼だからこそ、最後の最後で「いい役」が回ってくるのです!!
詳しくは→ 『見事な伏線回収。これが「ダイの大冒険」!!』
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」を見たい・読みたい!!
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」(監修:堀井雄二、原作:三条陸、作画:稲田浩司)は、1989年から1996年に週刊少年ジャンプで連載されたマンガです。単行本は最初のジャンプコミックスで全37巻。1991年にTVアニメ化もされています。
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(今回紹介した名言(パワーワード)や名シーンは、第31話「小さな勇者たち」に全て登場します)
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