マンガの名言(パワーワード) ” 正義なき力が無力であるのと同時に 力なき正義もまた無力なのですよ ”

ダイ名言

TVアニメ「ダイの大冒険」が絶賛放送中です。原作マンガをハイクオリティで映像化しているだけでなく、既にマンガが完結している利点を生かして、良い案配で先の展開を意識した伏線が追加されたりもしていて、よりストーリーに深みが感じられる構成になっていると思います。
…ということで、今回もまた、アバン先生からの名言です。

マンガの名言(パワーワード) ” 正義なき力が無力であるのと同時に 力なき正義もまた無力なのですよ ” -ドラゴンクエスト ダイの大冒険 3巻:アバン・デ・ジニュアールⅢ世-

アバン・デ・ジニュアールⅢ世はかつて魔王を倒した勇者。魔王を倒した後は勇者の家庭教師として、勇者・魔法使い・賢者など正義の戦士を育て上げる活動をしていた。マァムはダイやポップが弟子になる前にアバンに支持した、いわば先輩だった。

アバンはマァムの卒業の時に「魔弾銃(マダンガン)」という、魔法力を込めた弾丸を発射できる鉄砲を授ける。しかし、マァムは「こんなおっかない道具いりませんっ!」と拒む。そんなマァムに対してアバンが言った言葉…

” 正義なき力が無力であるのと同時に 力なき正義もまた無力なのですよ “

そして続ける。この武器はマァムの攻撃用として使うだけでなく、回復や防御呪文で人を救うこともできる、要は使い方だ、と。

建前だけでは語れない正義 という残酷な真実

この言葉はサラリと言っていますが、かなり重い言葉である気がします。正に世の中の真実を突く名言(パワーワード)です。警察は強くなければ悪人を制圧できない、消防士も体力や訓練をしていないと人を救えない、自衛隊が軍事力を持っていないと外国の言いなりかもしれません。頭脳明晰、性格が良いといった精神的なものだけでは正しいことはできない、という厳しい現実を理解して、正しい心を持つ者こそ その実践に向けて努力せよ、と叱咤激励しているようです。

…とは言うものの、初めに「正しい心」を持っていないことには話にならないので、「正義の実践のために努力しなければ」と思えた人は、それだけでもまず素質があると言えるでしょう。

「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」を単話で読みたい人は「少年ジャンプ+」で配信中のようですよ。今回の名言は第21話「アバン・我らが師」に登場します。

「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」

「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」(監修:堀井雄二、原作:三条陸、作画:稲田浩司)は、1989年から1996年に週刊少年ジャンプで連載されたマンガです。単行本は全37巻。実は過去にも一度TVアニメ化されています。
一度目のアニメ化は1991年。全46話。ストーリーとしては原作マンガの1/3~1/4くらいのところで終っています。「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」は完結に向かうまでの複線回収が見事な作品なので、TVアニメでは本当の面白さは出し切れなった印象でした。特にハドラ―は全くいいとこナシのままでした。今回のアニメはこれまで放送された感じからも、前作以上に期待が持てそうで楽しみです。現在放送中の新作アニメはU-NEXTで配信しているので、是非。

U-NEXTでは原作マンガも配信していますので、まとめて読みたい場合はこちらがいいかも。1作目のTVアニメも配信中なので、比較して観るのも良いかもしれないです。(※本ページの情報は2020年11月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)

では、また次回。(次回も「ダイの大冒険」ネタで行こうと思います)

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