TVアニメ「ダイの大冒険」が、1作目のアニメではたどり着かなかったハドラ―との戦いまで進んできましたね。これからの盛り上がりを考えると、ワクワクが止まらないです。
今回はYVアニメから少し遅れてますが、魔剣戦士(魔槍戦士?)ヒュンケルの熱さ漲る名言(パワーワード)です。
” このオレのまとった鎧の魔槍がそれを許さないのだ!!! ” -ドラゴンクエスト ダイの大冒険 20巻:魔剣戦士ヒュンケル-
先走って魔王軍の本拠地「死の大地」に潜入した空手ネズミのチウ。チウを呼び戻すためにヒュンケルたちは死の大地へ上陸した。しかし、そこで待っていた者は…⁈
“真”の竜の騎士
竜騎将バラン!!!
バランが死の大地に来た目的は「大魔王バーンを倒す」こと!!!
しかし、ヒュンケルはバーンとの戦いに向かうバランの目に捨て身の覚悟を見る。
バランも大魔王バーンと戦って、無事で済むとは思っていない。バランはダイのために捨て石になる覚悟を決めていたのだ。
ヒュンケルは、そんなことはさせまいとバランの前に立ちはだかる。ヒュンケルとバランには絶対的な戦力差があることを承知の上で。
ヒュンケルやダイたちにとっては、バランをバーンと戦わせ、バーンを消耗させた後に戦った方が有利なはず。
しかし、あえてヒュンケルもまた、バランに捨て身の戦いを挑む。
一体、何故…??
” このオレのまとった鎧の魔槍が
それを許さないのだ!!! “
ヒュンケルがまとっている「鎧の魔槍」は、竜騎将バランの信頼熱き部下・陸戦騎ラーハルトから譲り受けたもの。
ラーハルトはヒュンケルに倒されたときに、「バラン様とディーノ様を頼む」と言い残して「鎧の魔槍」を託したのだ。
その思いを受け止めたヒュンケルは、正にその遺志を実行しようとしているのだ。
捨て身覚悟の究極奥義「無刀陣」!!!
ヒュンケルは超格上のバランに仕掛ける技は
アバン流 究極奥義「無刀陣」!!!
自身の闘気を完全に「0」にして、
敵の渾身の一撃を受け流し、
その後に生じる一瞬の隙を突く!!!
一歩間違えれば、自身を死に至らしめる覚悟の必殺技。
しかし、ヒュンケルは “友” ラーハルトとの “男の約束” を果たすために、あえて「無刀陣」を仕掛けるつもりなのだ。
魂の約束は重いのだ!!!
「約束を守る」ことは重要です。
しかし、「どんな約束も等しく重要なのか」というと、そうでもない気がします。
しかし、中には命がけで守らなければならない「重い約束」があるのだと思います。
それは、
「意志を託された約束」
「遺志」ではなく、あえて「意志」としました。遺志によらず、誰からの思いを信頼されて託された約束は重いのだと思います。
「約束」とは「双方合意」で成立するものです。
託したいといわれた誰かの思いを、約束し「受け止めた」以上は、その約束の実行に全力を注ぐのが「男の心意気」というものでしょう。
今回のヒュンケルの心意気。
魔界の名工 ロン・ベルクに「そこまで武器に命を預けられるヤツをオレは知らない」と言わしめるだけのことはあった訳です。
ハドラ―親衛騎団 様々なの忠誠の形
この バラン VS ヒュンケル の戦いは、リング外のやり取りも面白いです。
この戦いを実は、ハドラ―親衛騎団の女王(クイーン)アルビナスと兵士(ポーン)ヒムが見ています。
魔王軍にとってバランは最も警戒しなければならない敵。
不意を突くことで、その最大の敵バランを倒すチャンス!!
アルビナスは「ここで(不意を突いて)始末する」と言い、
ヒムは「1対1の決闘に横槍を淹れるべきではない」と言う。
どちらも根底にあるのは「ハドラ―への絶対の忠誠」。
アルビナスはその忠誠心 故に「ハドラ―のメリット」が最優先。その為なら、自身がハドラ―に嫌われても良い覚悟。
ヒムはその忠誠心 故に「ハドラ―の意志の実行」が最優先。騎士道精神を重んじるハドラ―の考え・思想を実行しようとする。
同じように伝説の超金属「オリハルコン」でできたチェスの駒から、同じようにハドラ―の禁呪法によって生み出された戦士。
しかし、その性格に違いが出る。
人間も同じかもしれないです。
同じように育てても違う性格になる兄弟。
同じように育てても違う考え方を持つ部下。
個性というものは、良くも悪くも出るものなのでしょう。そこは考え過ぎずに「そういうもの」と受け止めて受け流した方がお互いに楽かもしれないですね。
人を育てるときこそ「無刀陣」かもしれないです。
アルビナスとヒム。全く逆のことを言っていた訳ですが、どちらも意志の根底がしっかりしているから説得力がありますよね。
甲乙はつけ難く
好感は持てます。
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※本ページの情報は2021年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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では、また次回!
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