TVアニメ「ダイの大冒険」が好評放送中ですが、このブログではアニメに先行する形で原作マンガ版にフィーチャーしてダイの名言「ダイ名言」をお届けします。今回は「ダイの大冒険」の中でも生粋の武人、獣王クロコダインからの名言(パワーワード)です。
このブログでは基本的にストーリーに沿って名言(パワーワード)を紹介していこうと思っているんですが、前回と今回は順番が前後してしまいました…
マンガの名言(パワーワード) ” 男の価値というのは どれだけ過去へのこだわりを捨てられるかで決まる ” -ドラゴンクエスト ダイの大冒険 7巻：獣王クロコダイン-
ダイたちとの戦闘の後の隙を突かれ、絶体絶命のピンチに陥ったヒュンケル。灼熱のマグマの中に沈もうとしていた彼を救い出したのは、元魔王軍百獣魔団長、獣王クロコダインだった。
救い出された場所で目を覚ましたヒュンケル。その身体はクロコダインによって治療が施されていた。しかし、それまでの自分の生き方、行いに後悔しかないヒュンケルは「いっそ死ねば罪を精算できたものを…」と恨み節をこぼす。彼は自分の愚かだった行為に気づいた今、おめおめ生き恥をさらすことには耐えられなかったのだ。そんなヒュンケルをクロコダインが諭す…
” …ヒュンケルよ…
オレは男の価値というのは どれだけ過去へのこだわりを
捨てられるかで決まると思っている “
” たとえ 生き恥をさらし 万人にさげすまれようとも
己の信ずる道を歩めるなら それでいいじゃないか… “
そしてクロコダインはダイたちに加勢しに行くと言う。それが “武人としての誇り” を思い出させてくれたダイたちへの礼だと言って…
名言(パワーワード)に込められた意味を深読む
このシーンにおける、この台詞は非常に前向きな印象ですね。この手の「過去は過去、大事なのは現在どうあるか」的な名言は他にも割とあると思うんですが、教訓として捉えたとき、大きく意味は2つあるのだと思います。
一つは今回の名言(名シーン)のような場面で、例え過去に悪いことをしたとしても、それを悔い改め、反省した教訓を糧に、その後、真っ当な人生を歩むことを誓う、的なものです。
若い頃にはどうしても多少は悪いことへの憧れめいた思いも持ってしまう。例えその時悪い方向に走ってしまっても、それが悪いことだったということに気付き、反省したならば、その経験は無駄にはならないということです。そういう人は、何となく悪いことをせず過ごしてきた人よりも「悪いことが何故悪いのか」をより理解した上で人生を歩めるので、過ちを犯す可能性がより低くなります。逆に大人になってから同じような悪いことをやる方が問題です。同じ過ちでも罪の重さが違ってくるからです。「失敗するなら若いうち」と言うのは昔から言われる文句ですが、心に留めておくべきでしょう。
このブログでもこの意味合いの名言(パワーワード)を紹介しています。あだち充先生の「ラフ」からですが、また違った味わいがある名言です。
” 同じことをやるなら若いうちだぞ たいていのことはあとで笑い話になる。”
もう一つの意味は「過去の栄光にすがるな」ということ。一つ目とは逆の意味で、過去にどんな素晴らしい経歴を持っていても、今、現在どうあるかが大事であるということです。「武勇伝」等とも言いますが、過去の経歴は、もちろん自分自身の価値の一つなので大いに重宝して良いものだと思います。でも、それだけが自慢では悲しいですよね、ということです。「武勇伝」もいいですが、やはり人は今現在、挑戦している人に価値を感じ、魅力を感じるものなのです。
言い古されている言葉だとは思いますが、今一度、心に刻み付けておきたいものです。
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の名言(パワーワード)を観る･読む!!
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」(監修：堀井雄二、原作：三条陸、作画：稲田浩司)は、1989年から1996年に週刊少年ジャンプで連載されたマンガです。単行本は最初のジャンプコミックスで全37巻。1991年にTVアニメ化もされています。
現在、放送中のTVアニメはU-NEXTで配信中です。1作目のアニメも配信しているので比較して観たい方にはオススメです。
原作マンガは「少年ジャンプ＋」やU-NEXTで配信中です。単話で読むなら「少年ジャンプ＋」、まとめて読みたい場合はU-NEXTがオススメです。(※本ページの情報は2020年11月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)
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(今回紹介した名言(パワーワード)や名シーンは、第60話「戦士復活!!」に登場します)
このブログではボクの考察を書いていますが、「自分はこういう受け止め方をしたよ」みたいな意見があれば、是非、コメントお願いします。他の人が同じ名言(パワーワード)で何か感じ、何を教訓とするのかは勉強になります。
ではまた、次回。
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