マンガの名言(パワーワード) ” おめえは飛行機だったんだな 剣!! ”

パワーワード!!

今回はマンガ名言製造機とも言える島本和彦先生の「男の一枚レッドカード(角川書店)」という作品から人生訓とも言える名言(パワーワード)を紹介します。
ボクは「男の一枚レッドカード」を「逆境ナイン」「無謀キャプテン」に続く「島本和彦 男の3部作」の最後の一つと捉えています。(公式に公言されていない) 今作ではサッカーを題材に島本先生特有の熱血真剣ギャグが展開します。
今回のも俯瞰で見るとギャグっぽい台詞回しさんですが、ストーリーの中でキャラクターたちは真剣なので、妙な説得力が出ている。そんな名言(パワーワード)です。

マンガの名言(パワーワード) ” おめえは飛行機だったんだな 剣!! ” -男の一枚レッドカード1巻:赤井剣の父-

主人公・赤井剣は帝国学園高校サッカー部入りを目指していた。そして実際に帝国サッカー部のスカウトが視察する試合において大活躍を見せ、帝国入りをほぼ手中に収めた。
赤井の父は言う。「オレが命がけで帝国入りのレールを作った」と。しかし・・・

試合で大活躍し控室に戻った赤井を待っていたのは、全力学園高校サッカー部次期キャプテン・姿誠。彼の熱い勧誘によって男の気持ちをスパークさせられた赤井は全力学園サッカー部に入ることを決める。しかし赤井の父は「最終的にトップに繋がっているレールに乗っていなければ、トップには辿り着けない。そんな行き止まりのある道を選ぶくらいなら、サッカーをやめろ!」と。

その父の言葉を受け、姿とPKで対決することになった赤井。対決が1対1で最後の決着を付けようと言うとき、赤井の父が飛行機を背に登場する。

” レールにこだわり過ぎてた俺がバカだったゼ…
おめえは飛行機だったんだな 剣!! “

確実に現在も存在する「出世コース」という既定ルート

「出世コースに乗る」
この格言(?)が昔はよく使われていました。(ボクもそこまで昔はまだ働いていませんでしたが) つまり出世するにも既定路線があり、誰の派閥に入るのか、誰に気に入られれば良いのか、といったことが出世に影響する、ということです。

今、「昔」と言いましたが、実は現在でもそういう「出世への既定コース」というのは多くの会社(特に大企業)で存在します。仕事も人間関係ですから、当たり前のことなんです。そういう会社の勢力構図をい敏感に読み取って、出世していく人も多く存在します。

成功への道は、既定ルートだけとは限らない

しかし、一方でそんなことを意識せずに、無邪気に、純粋に、であるが故に、驚くような大きなことを成し遂げて、飛び越えるように出世する人もいます。しかも桁違いに速く、高いところに。正に電車では6時間かかる距離を2時間足らずで飛んでしまう飛行機の如く。

本当に大きなことを成し遂げるのは、後者であることが多いです。でも、どちらが良いということではありません。人には向き不向きがあるので。着実に既定ルートを歩む方が近道である人もいますし、そういう積み上げの結果、飛行機よりも高い位置を電車が走ることだってあるんです。派手で憧れやすいのは飛行機タイプですが、自分自身がどちらのタイプかは自分で見極めて歩みましょう。最終的に評価されるのは「結果」なので、過程はどちらだっていいんです。

こういう的を射抜くようなキレのある名言が「男の一枚レッドカード」というマンガや島本和彦先生のマンガにはたくさん出てきます。読むとやる気がわいてくるので、是非、お好みの作品を探してみて下さい!

コメント

タイトルとURLをコピーしました