” 人間が生きていれば そこが国です!! ” ~「ダイの大冒険」政治家のあるべき姿を説いた名言~

ダイ名言

TVアニメ「ダイの大冒険」のTV放送に併せて名言を紹介するつもりが、すっかり遅れを取ってしまっています。反省…。
しかし、この名言(パワーワード)は取り上げない訳にはいかないので、マイペースで紹介し続けていきたいと思います。

” 人間が生きていれば そこが国です!! ” ~「ダイの大冒険」政治家のあるべき姿を説いた名言~ -ドラゴンクエスト ダイの大冒険 16巻:王女レオナ-

猛攻を続ける巨人「鬼岩城(きがんじょう)」!!
ヒュンケルも加勢し、鬼岩城をあやつる魔王軍6大団長の一人、魔影参謀ミストバーンを引きずり出したポップたち。
しかし、ミストバーンは暗黒闘気の力を以て、一人でポップたちを圧倒する!!

一方、パプニカの王女レオナは、サミットに参加していた国王たちと共にいた。
ポップたちが鬼岩城を抑えている間に、国王たちに逃げるように諭すレオナ。
しかし、自国の権威を気にするベンガーナ王は、この緊急事態でも異を唱える。

「逃げるのか!!? 自分の国を捨ててっ!!! 」

そんなベンガーナ王に対し、レオナは王女としての決意の言葉をぶつける。

” 国とは土地や建物のことではありません “
人間が生きていれば そこが国です!! “

それでもベンガーナ王は
「詭弁にすぎんっ!! ほこりがあるのなら最後まで戦うべきだっ!!」
と軍事国家としての考えを貫こうとするのだった…。

全ての主体は “そこに居る人” であるという組織の在り方

週刊少年ジャンプのマンガの国王たちは、良いこといいますね。
今回のレオナの名言(パワーワード)もそうですが、看板長寿マンガの「ONEPIECE」でもアラバスタ編で、国王コブラが同じようなことを言っています。

国とは “人” なのだと!!! “

この時、コブラはアラバスタの宮殿を反乱軍に落とされそうになっていたのです。
しかし、大切なのは宮殿を守ることではなく、国を形成する国民を守ることだと断じたのです。

今回のレオナの ” 人間が生きていれば そこが国です!! ” という言葉にも、同じ覚悟を感じます。


今の日本の政治はどこか国民の方に向き切っていない印象も持ちます。
混迷を極める今の社会でこそ、日本の政治家にも読んでもらいたい作品ですね。

「ダイの大冒険」も「ONEPIECE」のアラバスタ編も。


また、日本マンガ界の金字塔「SLAM DUNK(スラムダンク)」でも、湘北高校バスケ部の監督の安西先生は似て非なる趣旨の名言(パワーワード)を発しています。

” お前の為にチームがあるんじゃねぇ チームの為にお前がいるんだ!! “

” 政治家の為に国があるんじゃねぇ 国のために政治家がいるんだ!! “


「SLAM DUNK」もまた、日本の政治家に改めて読んでもらいたい作品ですね。

TVアニメでは台詞が違った!!?

絶賛放送中のTVアニメ「ダイの大冒険」でも、今回のレオナの名シーンが描かれましたが、台詞は違ってましたね。

” 国とはそこに生きている人々です!! “

より、「ONEPIECE」のコブラ王の言葉に近い表現になってました。
「ONEPIECE」、しかも序盤(?)とも言えるアラバスタ編は、アニメに関わる多くの人も読んでいるでしょうから、頭の片隅インプットされていて、自然と寄ったのかもしれないですね。

ところどころ台詞の言い回しや話の順番が違っていたり、明確に伏線を寄り意識した追加シーンがあったりするので、原作マンガとの違いを発見するのもTVアニメの楽しみ方の1つかもしれないですね。

ベンガーナ王の本名は…? ネーミングセンスが光る

今回、勇み足をレオナに諭されたベンガーナの王様。

名前は「クルテマッカⅦ世」ですからね。

クルテマッカ…クルってまっか…⁈

そんな王様も、この戦いの最中に自分の王としての在り方を猛省します。

ちゃんと、過ちを自ら正せるのが人の上に立つ人なのです。

名言(パワーワード)あふれる「ダイの大冒険」を観る・読む方法

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1991年の1作目のアニメも配信されています。

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※本ページの情報は2021年7月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)

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「少年ジャンプ+」

(今回紹介した名言(パワーワード)や名シーンは、最初のジャンプコミックスで第16巻 第146話「ダイの剣」に登場します)

「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」(監修:堀井雄二、原作:三条陸、作画:稲田浩司)は、1989年から1996年に週刊少年ジャンプで連載されたマンガです。
累計発行部数4,700万部を誇る、週刊少年ジャンプの名作マンガの1つなのです。

では、また、次回。

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