マンガの名言 ” 敬遠は一度覚えるとクセになりそうで。”

パワーワード!!

今回は1980年代の大ヒットマンガ「タッチ(小学館)」から、人生訓とも言える名言(パワーワード)を紹介します。
「タッチ」はあだち充先生の代表作の一つです。ボクは「あだち充先生流の熱血野球マンガの頂点」と思っています。双子の兄弟の上杉達也と和也、ヒロインの浅倉南、ライバルの新田明男などの人間ドラマを野球という題材で描いた名作です。
今回は本編で描かれる最後の試合、明青学園VS須見工業高校戦のクライマックスからの名言(パワーワード)です。

マンガの名言 ” 敬遠は一度覚えるとクセになりそうで。” -タッチ24巻:上杉達也-

甲子園を賭けた地区予選決勝戦。上杉達也の明青学園VS須見工業戦、クライマックスの8回裏。得点は3対3の同点。
明青のエース・達也はここまで8連続三振を奪い、四番の新田明男と9連続三振を賭けて対決する。事前に監督からは「勝ちたいなら、新田にストライクは投げるな」と言われていたが・・・。
達也は新田と勝負し、特大のホームランを打たれてしまう。3対4・・・。
後続を三振に斬ってとり、ベンチに引き返す達也。戻ってきた達也に監督は「なぜ新田と勝負した」と問いかける。

” 野球だから―― それに、敬遠は一度覚えるとクセになりそうで。 “

そして監督も動き出し、明青学園の反撃が始まる・・・。

「逃げる」リスクを知り、自分を過大評価しない

勝負の場において「逃げる」ということには勇気が必要です。「逃げる」ことにはリスクが伴うからです。これまで積み上げてきた名声や地位を失うことになるかもしれない。一度落ちた評価は取り戻そうとしても何倍もの時間がかかる。様々な未来におけるリスクがあるのです。

しかし、そんなことが気になるのは最初に逃げるまで。一度逃げてしまえば「こんなものか」「意外と大丈夫だったな」という安心感を経験してしまい、次に「逃げる」ことに対して罪悪感が薄れてしまう。また逃げやすい思考になってしまう。

しかし「逃げる」ということは、何か大きなチャンスを逃していることでもあるのです。楽はできるが、チャンスはつかめないし生かせない。これこそが「逃げる」ことに対する、本当のリスクと言えるでしょう。

だから最初の一回目の「逃げる」をやらないことが大事です。常に「挑む」意識を持たないといけないのです。人間は楽な方を選びたがるものだと思います。「オレは次は逃げない、気持ちが切り替えられるから大丈夫」などと自分自身を過大評価しない方が良いと思います。

明青VS須見工の決勝戦は、野球マンガNo.1

この記事を書くにあたり「タッチ」全26巻を久々に読破しました。あだち充先生は他にもたくさん野球マンガを描いているし、世の中にも多くの野球マンガがありますが、この決勝戦はボクの知る野球マンガでは一番面白い試合だと思いました。試合展開が絶妙に面白いことに加え、これまで積み上げてきた数々の人間ドラマが集約し昇華されていく感じが最高です。あだち先生のマンガは軽い読み口で読みやすいので、是非最初から読み進めてこの決勝戦を読んでみて欲しいですね。
大ブームを巻き起こしたことは伊達じゃないと実感できますので、読んだことない人は是非。

原作マンガ「タッチ」は電子書籍でU-NEXTで配信しているようです。更には1985年放送のTVアニメ「タッチ」や、その劇場版アニメ3作、更には長澤まさみ主演の2005年公開の実写映画「タッチ」も同じくU-NEXTで配信しているようです。興味がわいてきた方は是非、観てみて下さい。(※本ページの情報は2020年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)

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