TVアニメ「ダイの大冒険」もいよいよマァムが武闘家への転職を決意しましたね。ここからしばらくは「ヒロイン枠」がレオナに変わります。このヒロインを入れ替えて新鮮味を与えたるは長寿作品における一つの成功パターンかもしれないですね。
本ブログの「マンガの名言」では、組織論とか仕事論とかを名言から学ぶことが多いですが、今回は「男の恋愛の在り方」について考察したいと思います。
「好き」という思いは言わなければ伝わらないですが、言えばいいってもんでもなく、男の成長の糧にするものなのだ、ということを感じさせてくれます。
” …すばらしい仲間だと……思ってんだからさ…!! ” ~マンガの名言から男の恋愛の在り方を学ぶ~ -ドラゴンクエスト ダイの大冒険 8巻:魔法使いポップ-
氷炎将軍フレイザードを「完全版アバンストラッシュ」で倒し、レオナを救出したダイたち。
唯一の攻撃魔法の手段であった魔弾銃(マダンガン)を失ったマァムは現在の「僧侶戦士」という中途半端な職業から、「武闘家」になる決意をする。
マァム旅立ちの時。マァムに想いを寄せるポップはご機嫌ナナメ。
そんな自分をダイに見透かされ、レオナに「言いたいことはハッキリ言ってしまいなさい」とハッパをかけられたポップは、別れる前に自分の気持ちをマァムに伝える決意をする!!
ルーラでロモスの山奥にマァムを送るつもりが、着地したのはロモスの魔の森。マァムとポップが一番最初に出会った場所だった。
この場所で出会ったときからは想像もできない成長を遂げたポップを素直に称賛するマァム。マァムが「武闘家」への転身を決意した理由の一つは、このポップの成長に負けないこともあったのだ。いつも助けられてばかりでは申し訳ないと。
マァムの想いを聞いたポップは、いよいよ自分の気持ちを伝える…
“…い…いいんだよ マァム…そんなこと申し訳なく思う必要なんか全然ねぇんんだ!
おれは…おまえのためだったら 何度だって…命を捨てられるんだ…!!”
“…おれは…おれは…おまえを…す…
…すばらしい仲間だと……思ってんだからさ…!!”
名言の深読み① “男はスキを成長の糧にすべし” 臆病者のポップが教える男論
この後、2人はガッチリ握手をして、一悶着あって2人らしい別れ方をします。
この名シーンで感じるのは、ポップの男としての心の成長ですね。
惚れた腫れたの感情だけでなく、好きになった人の相手として自分がどうなのか、
ということを考える。不足しているなら釣り合うように努力をする。
人を好きになることで自分の成長の糧として、男としての高みを目指す。
男としてこうありたい、こうあるべきだ、という考え方を正にシンプルに伝えてくれている気がします。
この名言も、ポップだからこそ説得力が出ていると思います。
ポップはこれまで絵にかいたような臆病者から成長してきました。
今までも努力し、成長していつつ、今尚、絶賛努力中のポップだからこそ、この名言が真実味を帯びている気がします。
男ならば持っておきたい心意気ですね。
名言の深読み② “あえて乗る” その気持ちがチャンスを掴む!!
もう一つ深読みたいのは「時には勢いも大事」ということです。
今回、ポップはレオナの面白半分のハッパで告白(結果、できませんでしたが)を決意した訳ですが、こういう一大事を自分で決めるのも、なかなか踏ん切りがつかないものです。
偶然の流れでそういう雰囲気・環境になった時、「あえて乗る」のもアリなのです。
その行動を起こした結果、残念なことになるかもしれませんが、
“「やらなかった後悔」よりも「やった後悔」の方が良い”
とは、昔からよく言われますよね。
正にその通り。何も行動を起こさないことが一番の後悔の元なのです。
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の名言(パワーワード)を観る・読む!!
今回の名言をアニメやマンガで観たくなった、読みたくなったという人はコチラ↓
● 最新のアニメ・1作目のアニメを観たい!/まとめて原作マンガを読みたい!
●原作マンガを単話で読みたい!
「少年ジャンプ+」
(今回紹介した名言(パワーワード)や名シーンは、第75話「また会う日まで」に登場します)
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」(監修:堀井雄二、原作:三条陸、作画:稲田浩司)は、1989年から1996年に週刊少年ジャンプで連載されたマンガです。単行本は最初のジャンプコミックスで全37巻。1991年にTVアニメ化もされています。
現在、放送中のTVアニメはU-NEXTで配信中です。最新話も配信しているのでうれしいです。
原作マンガは「少年ジャンプ+」やU-NEXTで配信中です。単話で読むなら「少年ジャンプ+」、まとめて読みたい場合はU-NEXTがオススメです。(※本ページの情報は2021年2月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)
いよいよ「ダイの大冒険」の本筋とも言える「竜(ドラゴン)の騎士」が絡む話へ。1作目のアニメもこの辺から巻きが入ったので、今回のアニメはどう仕上げてくるのか、注目です!!
ではまた、次回。
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