このブログは基本的に TVアニメ「ダイの大冒険」のアニメの進行に合わせて更新しているのですが、最近、遅れ気味ですね。割とアニメの進行早いですよね。結構、メインストーリー以外の部分はショートアレンジしている印象です。でも、だからこそテンポよく観られるので、それは良いのですが、名言(パワーワード)が追い付かない…。
今回はマァムの武術の同門弟子の空手ネズミのチウの名言(パワーワード)です。
” 隊長は部下を 必死で守るものなのだぁっ!!!! ” -ドラゴンクエスト ダイの大冒険 20巻:空手ネズミ チウ-
空手ネズミのチウはクロコダインから「獣王の笛」をもらっていた。その笛は、近くのモンスターを呼び、勝負して勝つことで部下にできるのだ。
チウはこの笛を使って、3人の仲間を集め、自分をリーダーとする「獣王遊撃隊」を結成していた。
ダイパーティ VS ハドラ―親衛騎団 が激闘を繰り広げていた裏で、チウの獣王遊撃隊は死の大地に上陸していた。
魔王軍の秘密を探るチウ達の前に現れたのは、ハドラ―親衛騎団の僧正(ビショップ)フェンブレン!! 全身刃物の恐るべきオリハルコンの戦士だ。
「ある秘密」に気づいたチウ達を、フェンブレンは見逃さない。チウたちを切り刻み、なぶり殺しにしようとする!!
仲間たちをかばうチウ!!
「こんな雑魚を救うためにボロボロになるとは」とフェンブレンはあざ笑う。
しかし、チウはすかさず返す。
” …だ…だまれっ!! “
” …お おまえにはザコに見えるかもしれないけど… “
” はじめてできたぼくの子分なんだ!! “
” 我が隊の隊員たちだっ!!! “
” …ぼくは隊長だぞっ!! “
” 隊長とは部下を 必死で守るものなのだあぁっ!!!! “
…しかし、感動する獣王遊撃隊の仲間たちを尻目に、フェンブレンは言う…。「ネズミにしておくにはもったいない根性だが、意地でも泣いて命乞いをさせたくなった」と…。
” ワシは… 残酷なのだ!! “
禁呪法のおさらい
あまりの戦力差。
騎士道精神あふれるハドラ―親衛騎団なら「せめて一思いに殺してやろう」または「こんな弱者を葬っても何の意味もない(見逃す)」とか言いそうですが…
無生物に生命を与える禁呪法は、それを生み出した術者の精神的影響が直接反映されます。
精神的に大きく成長したハドラ―が生み出した親衛騎団は、皆、素晴らしい騎士道精神を持っています。しかし、唯一の例外がこのフェンブレン。
ハドラ―にほんのわずかに残った功名心・虚栄心が現れたのがフェンブレンだった、というわけです。
チウの覚悟が教えるリーダーの心構え
先述したように、フェンブレン VS チウ の戦いは、本来勝負にならない戦力差があります。そして、それはチウ自身も気づいていたはずです。(…いや、気づいてないかも…?)
絶対勝てない戦力差があるにも関わらず、チウは仲間のために、獣王遊撃隊の隊長として、自分の身体を盾にしたのです。
「獣王遊撃隊」とは言いますが、はっきり言ってしまえば戦力的には雑魚の集団です。
しかし、チウは「自分は隊長だから」と敢然と立ち向かう。そしてどんなに劣勢でも、部下の前で弱音は吐かないのです。
素晴らしいリーダーとしての覚悟、と言えます。
しかも、チウは獣王遊撃隊のメンバーには
「僕を隊長と崇め、いかなる場合も隊長を守るために戦うんだぞ!!」
と言っているんですよね。
そう言って、仲間にしたにも関わらず、実際には
「いかなる場合でも部下を守るために戦う」
集団をまとめるリーダーとは、こうありたいものです。
みせかけはともかく、本質的には保身で動くリーダー・長は本当に多いものです。リーダーとして集団を統率する人は、是非、このチウの覚悟を心に刻んでください。
「リーダーとは部下を守るために行動する」
その心意気が部下・メンバーに通じたら、きっと良好なチーム運営ができるでしょう。
マイナスからプラス評価へ! ゲインロス効果
今回、チウが男前に見えるのは「ゲインロス効果」の働きもあると思います。
「ゲインロス効果」とは、「最初にマイナスな印象を持っていると、ふとプラスの印象を与えたときに、その評価は通常以上に感じてしまう」という心理効果です。
チウは獣王遊撃隊の勧誘時に「部下はいかなる時も隊長を守るもの」と言って、「最低のリーダーだな」と読者に感じさせていたので、この「隊長は部下を守るものなのだぁっ!!!!」のセリフがより一層際立つのです。
ギャップが大きいほど、このゲインロス効果は効力が大きくなるのです。
実際のチーム運営や実生活、仕事、恋愛など、あらゆる場面で応用できる心理効果ですが、初めの印象が回復不能なものである場合もあるので、意識して使う場合は注意しましょう。
(恋愛の場合は、最初に「圧倒的不潔感」を与えてしまったら、回復不可能…とか)
「ダイの大冒険」を見るには、読むには
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※本ページの情報は2021年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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今回紹介した名言(パワーワード)や名シーンは、最初のジャンプコミックスで第20巻 第179話「凶刃!! フェンブレン」に登場します)
では、また次回!
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