TVアニメ「ダイの大冒険」も今週、ダイがアバン流刀殺法の究極奥義「アバンストラッシュ(完全版)」を修得して、グッと盛り上がろうとしていますね。
次はいよいよ「ダイの大冒険」の本筋である「竜(ドラゴン)の騎士」の秘密が明かされていくエピソード。楽しみです!!
今回は今週の放送でも描かれた「アバンストラッシュ」完成のシーンからの名言をご紹介します。
マンガの名言(パワーワード) ” いま…すべてを斬る…!!! ” -ドラゴンクエスト ダイの大冒険 8巻:勇者ダイ-
「アバン流刀殺法」…それはダイたちの師匠アバンが生み出した刀剣術。
主な奥義は3つ。
パワーで物理的な斬撃を極めた「大地斬(だいちざん)」
スピードで形のないものを切り裂く「海波斬(かいはざん)」
そして正義のエネルギーを悪の魂にぶつけて滅する「空裂斬(くうれつざん)」
中でも、精神を極めた技である「空裂斬」は最も難しい奥義とされていた。
氷炎将軍フレイザードとの戦いの中で、遂に最後の奥義「空裂斬」を修得したダイ。
空裂斬で自信の核(コア)を真っ二つにされた炎と氷の同居した身体を維持できなくなったフレイザードは、氷の半身を炎系呪文が得意なポップに消滅させられ、いよいよ最期が迫っていた。
そこに現れたのは魔影参謀ミストバーン。
ミストバーンはフレイザードを「魔炎気」に変え、呪文も効かない最強の鎧を与えた。
ここに来て、最強・最悪の敵が復活してしまったのだ!!
“真” のアバンストラッシュの完成
最悪のピンチにおいて、しかしダイは勝利を無意識に確信する。
「空裂斬」の完成…
それは同時にアバン流刀殺法 “究極奥義” の完成も意味していたから…!!
“大地を斬り… 海を斬り… 空を斬り… そして すべてを斬る…!!”
“空裂斬ができたんだ きっと…きっとおれには… すべてが斬れる…!!!”
“見てくれ!! アバン先生!!! これが… これが本物の…”
“アバンストラッシュ” の意味は…? ~2つの深読み~
「アバンストラッシュ」最高です。
何というか “技の成り立ち” というか “技の意味” が素晴らしいと思います。
そう思う理由を2つ挙げようと思います。
深読み1 物事には順序が大事
ダイはこれまでにも「アバンストラッシュ」は撃ってきました。
しかし「空裂斬」をマスターする前のそれは心を伴わない形式上と威力だけの技であり、真の強者には通用しなかったのです。
(魔軍司令ハドラ―、獣王クロコダインを撃退していますが、それは「竜(ドラゴン)の紋章」の力の上乗せがあったから)
「アバンストラッシュ」をマスターするには、
まず「大地斬」が撃てるくらいパワーを身に付ける
次に「海波斬」が撃てるくらいのスピードを身に付ける
そして最後にそれを操る心を身に付けて「空裂斬」をマスターする。
土台の上に次の要素を積み上げることによって、目的を達成する。
目的達成のためには土台が重要であることを教えてくれます。
土台がしっかりしていなくては、その上にいくら積み上げても不安定なのです。
深読み2 最後の鍵は「精神」
「アバンストラッシュ」の好きな理由は、この2つ目にあります。
パワーもスピードも、努力すれば身に付けられますが、最終的には “それを操る心が大事” という考え方とでもいいましょうか。
何というか、物理的な技である「大地斬」「海波斬」に対して、
精神的な成熟を求める「空裂斬」はステージが違う印象を持ちます。
空裂斬を極めることによる、この ステップアップ感と、それらを理解した上で感じる「アバンストラッシュ」という技の崇高さがたまらなく魅力を感じさせます。
正に「心技体(心=空裂斬 技=海波斬 体=大地斬)」を極めた技と言えるでしょう。
仕事の場面にも活かすべき「アバンストラッシュ」
そしてこの「アバンストラッシュ」の意味が、ビジネスなどにおいても重要だと思うのです。
1つ目の「物事には順序がある」も重要ですが、特に2つ目の「精神が大事」ということです。
つまり、パソコンやプレゼンのスキル、商談のセールストーク、開発能力等、物理的な能力がいくら優れていても、そこに “心” が伴わなければ、成果は半減すると思うのです。
“心” にもいくつかの解釈があります。
例えば「心=やる気・モチベーション」です。気持ちが入らない仕事は、クオリティが上がらないものです。リーダーの立場の人はメンバーのやる気・モチベーションには常に意識を配る必要があります。
例えば「心=目的の共有」です。何を目指しているのか不明瞭な仕事はクオリティが下がるというか、効率が下がります。優先順位や仕事の取捨選択の基準が曖昧なので、無駄な仕事をしてしまうことになったりするからです。チームで動く仕事においては、チームが何を目指して動いているのか、目的を具体的に共有することが重要です。仕事の仕方は個人によって異なりますが、方向性さえ正しければ大きな問題はないはずなのです。
是非、仕事をする上でも「アバンストラッシュ」の教えを活かしてみて下さい。
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の名言(パワーワード)を観る・読む!!
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」(監修:堀井雄二、原作:三条陸、作画:稲田浩司)は、1989年から1996年に週刊少年ジャンプで連載されたマンガです。単行本は最初のジャンプコミックスで全37巻。1991年にTVアニメ化もされています。
現在、放送中のTVアニメはU-NEXTで配信中です。最新話も配信しているのでうれしいです。
原作マンガは「少年ジャンプ+」やU-NEXTで配信中です。単話で読むなら「少年ジャンプ+」、まとめて読みたい場合はU-NEXTがオススメです。(※本ページの情報は2021年2月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)
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(今回紹介した名言(パワーワード)や名シーンは、第70話「いま…すべてを斬る…!!!」に登場します)
「ダイの大冒険」はこの辺りまでが、真のストーリーを展開していく上での土台と呼べる部分かもしれないですね。ここまで積み上げたキャラクターの個性や設定が活かされ、より深く物語が展開していきます。多くの名言にも期待です!!
ではまた、次回。
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