スポーツの魅力を言い得たマンガの名言(パワーワード)5選 ⑤ 【水泳】” 飛びこみは「一瞬の美」を追求する競技なのよ。 ”

スポーツ名言

スポーツマンガでは、そのスポーツの魅力・面白さをズバリ言い当てるような名言(パワーワード)が生まれたりします。5回に渡り「スポーツの魅力を言い得たマンガの名言(パワーワード)5選」として紹介していきます。
第5回の今回は、あだち充先生のNo.1作品と評価されることもある水泳マンガ「ラフ」からです。

スポーツの魅力を言い得たマンガの名言(パワーワード)5選 ⑤ 【水泳】” 飛びこみは「一瞬の美」を追求する競技なのよ。 ” -ラフ 2巻:二ノ宮亜美-

主人公・大和圭介とヒロイン・二ノ宮亜美は、同じ水泳部。圭介は競泳、亜美は飛びこみの選手。そして商売敵同士の和菓子屋の子ども。そんな最悪の中の二人が寮の恒例行事「1日デートの日」でデートをすることに。初めてまともに会話する二人。

亜美に飛びこみを始めた理由を訊く圭介。純粋にタイムを競う競泳の圭介に言わせると「飛びこみは勝ち負けがはっきりしない」「審判によっても評価の仕方が違う」ということなのだ。
その問いに対しての亜美の答えが…

” 飛びこみは「一瞬の美」を追求する競技なのよ。 “
” 機械に「美」の採点はできないでしょ。 “

冷たい時計に順位を容赦なく決められる競泳よりも「人間らしくて良い」と言う。

” 人が評価する ” スポーツの魅力がある

「飛びこみは一瞬の『美』を追求する競技なのよ。」
この場面では、題材は「飛びこみ」ですが、この言葉が当てはまるスポーツや格技は多く存在します。

「剣道」や「柔道」も審判員が技を評価します。これらの伝統競技においては技の瞬間だけでなく、前後の姿勢や体勢、気合の充実具合や礼といった部分まで含めて総合的に技を評価します。
「フィギュアスケート」「シンクロナイズドスイミング」「スキーのエア」「体操」等も、技の基準はありますが、その完成度を判断するのは人間ですね。こういった競技は見ていて明確な基準がない分、逆に結果が最後まで分からなくてドキドキします。

「競泳」「陸上」などタイムアタックの競技は素人でもシンプルに結果がわかる、「サッカー」「バスケット」等の球技は得失点で明確に結果がわかる、故に面白い、という部分ももちろんあります。色んな楽しみ方をできるスポーツがあるということで、一つの基準ではスポーツは計れないということでしょう。

一つの基準では物事は計れない

「一つの基準では物事は計れない」
これはスポーツに限ったことではないと思います。多くの人がいれば、その数だけ基準が存在します。誰かには価値が無い仕事でも、誰かには必要とされているかもしれない、そういう考え方も理解して物事に取り組むとやりがいが見いだせるかもしれませんね。

「ラフ」はあだち充先生の作品で週刊少年サンデーで連載されていた作品です。サンデー・コミックスで全12巻です。あだち充先生の作品は、スポーツテーマも多いですが、分かり易い熱血ではなく、読み口がライトなのですが、台詞回しが効いていて的を射た名言(パワーワード)が多いのが特徴です。本ブログでも他の名言(パワーワード)も紹介しているので良かったら見てみて下さい。

” 同じことをやるなら若いうちだぞ たいていのことはあとで笑い話になる。”
” タイムアウトのない試合のおもしろさを教えてあげますよ。 ”
” 敬遠は一度覚えるとクセになりそうで。”

「ラフ」は長澤まさみ主演の実写映画がU-NEXTで配信中のようです。興味がわいてきた方は是非、観てみて下さい。「ラフ あだち充」で検索しましょう。(※本ページの情報は2020年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)

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