スポーツの魅力を言い得たマンガの名言(パワーワード)5選 ①【サッカー】” サッカーは自由だ ”

スポーツ名言

スポーツマンガでは、そのスポーツの魅力・面白さをズバリ言い当てるような名言(パワーワード)が生まれたりします。今回から5回に渡り「スポーツの魅力を言い得たマンガの名言(パワーワード)5選」として紹介していきます。
第1回の今回は、サッカーマンガの金字塔「キャプテン翼」からです。

スポーツの魅力を言い得たマンガの名言(パワーワード)5選 ①【サッカー】” サッカーは自由だ ” -キャプテン翼 35巻:ロベルト本郷-

国際Jr.ユース大会・決勝戦、日本VS西ドイツ。激戦は前半を終わり1対1の同点。ハーフタイムで全日本キャプテン大空翼が受けたアドバイスは「ロベルトノートの52ページを思い出せ」というものだった。翼が思い出したその52ページに書かれていた内容こそが―――

” 翼 サッカーは自由だ――― “

後半に入り全日本は押され気味だったが、この言葉を思い出した翼は思いのままにプレイ、逆に走ってみたりシュートと見せかけてパス、その場その場の状況を瞬時に把握して、正に自由なプレイを展開し、ついに西ドイツから勝ち越しのゴールを上げる。それは正に「サッカーは自由だ」と記したロベルトロート52ページそのもののプレイだった。

サッカーは「最もルールが単純」なスポーツ

「キャプテン翼」の作中でも語られていますが、確かにサッカーは最もルールが単純なスポーツかもしれないです。基本的なルールは「手を使ってはいけない」だけ。確かに「オフサイド」とか細かいルールもありますが、サッカーをとりあえず楽しむには「手を使わずにボールをゴールに入れれる」、ただこれだけでのルール説明でいいから、初心者でもすぐに仲間になれる。

そして「自由」 確かにサッカーは止まっていても、逆に走っても、ボールを上から蹴ろうが下から蹴ろうが、ヘディングしようが、一緒にボールを蹴ろうが、手を使わない限りプレイに制限がありません。「サッカーは自由だ。だからこそ世界中で最も愛されるスポーツなのだ」という言葉を読んだとき、すごく納得がいったのを覚えています。

” サッカーは自由だ “
正にサッカーの本質的な面白さを表現した名言(パワーワード)と言えるでしょう。

「キャプテン翼」とは

「キャプテン翼」はサッカー界に強烈な影響を与えた作品です。この作品が始まった1981年当時は日本にプロサッカーリーグは存在していませんでした。「キャプテン翼」の大ブームが無ければ、実際Jリーグ発足は10年は遅れていたのではないかと思います。それほどの作品なのです。

サッカーにおける重要性は語るに及ばずなのですが、ボクはスポーツ界全般に与えた影響も大きいと思っています。当時の日本のスポーツ界において「世界で活躍する」という概念があまりなかった時代だと思います。ですが「キャプテン翼」は最初から「ワールドカップ」という世界大会が目標に掲げれています。そして小学校編・中学校編と展開し、次に世界大会が描かれます。小・中学校編を感情移入して読み込んでいて読者たちは、自然に世界へのステップアップのイメージを持つことが出来たと思います。「学生時代に活躍したら次は世界なんだ」という意識を多くの人に植え付けました。実際、キャプテン翼初期シリーズの最後は全日本入りして、更にブラジルにプロになるために出発するところで完結します。
多くのスポーツ選手が「世界」という舞台を目指す意識を芽生えさせた作品、それこそが「キャプテン翼」であると思っています。


「キャプテン翼」は実は現在もマンガ連載中です。様々なプロ編のシリーズが展開され続けているのです。最新作は「キャプテン翼ライジングサン」 オリンピックを舞台にしています。また「キャプテン翼」は過去に何度もアニメ化されています。そのことからも偉大な作品であることはうかがい知れます。2018年に放送されたTVアニメと原作マンガ(電子書籍)はU-NEXTで配信中のようです。この偉大な作品を見てみたいと思った方は是非、観てみて下さい。(※本ページの情報は2020年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)

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