TVアニメ「ダイの大冒険」ですが、更なる盛り上がりを期待させる新オープニングになりましたね。なんだか、最終回までのダイジェストみたいになってましたね。まだ、観ていない人は必見です。
今回も、ダイパーティ VS ハドラ―親衛騎団のパーティバトルで登場した名言です。苦戦を強いられるダイたちに、歴戦の勇者クロコダインが光明を指すのです。
” むしろ異なった能力で立ち向かっていくべきだ!!! ” -ドラゴンクエスト ダイの大冒険 19巻:獣王クロコダイン-
ダイパーティ VS ハドラ―親衛騎団!!
戦いはそれぞれの得意分野での激突へ。
ダイ VS 兵士(ポーン)ヒム!!
→近接戦闘対決
マァム VS 騎士(ナイト)シグマ!!
→スピード対決
クロコダイン VS 城兵(ルック)ブロック!!
→パワー対決
ヒュンケル VS 女王(クイーン)アルビナス!!
→総合力対決
ポップ VS 僧正(ビショップ)フェンブレン!!
→…これは、他の組み合わせが先に組まれた結果…かな?
しかし、個々の得意分野の能力は、ハドラ―親衛騎団が上回っており、ダイたちはそれぞれが苦戦を強いられる。
「パーティバトル(集団戦闘)」でありながら、「1対1の決闘」の体をなしていたこの戦い。
しかし、ヒュンケルは冷静にダイと連携して兵士ヒムに「虚空閃こくうせん)」を決める!
” お前には仲間がいる!”
” 一人の力にこだわる事は無い!! “
このヒュンケルの言葉に呼応するクロコダイン。
” ……オレも悟ったぞ!! “
” やつらは個々の能力ではオレたちよりはるかに上だ!!! “
” 力に力 速さに速さでは対抗しても絶対に勝てんッ!! “
” むしろ 異なった能力で立ち向かっていくべきだ!!! “
このクロコダインの戦術提案でダイたちはフォーメーションを変更。
マァム VS 城兵(ルック)ブロック
→スピードでかき回す!!
クロコダイン VS 騎士(ナイト)シグマ
→力でねじ伏せる!!
ダイ・ヒュンケル VS 兵士(ポーン)ヒム ・ 僧正(ビショップ)フェンブレン・女王(クイーン)アルビナス
→連携戦闘で2体3を乗り切る!!
そして、ポップはオリハルコンの防御力を打ち破る必殺の呪文に備える。
ダイパーティ VS ハドラ―親衛騎団のパーティバトル(集団戦闘)も、第2幕へ!!!
” 仲間全員 “で戦うことの活かし方
今回はヒュンケルとクロコダインの二人の組織運営における名言(パワーワード)が光ります。
” お前には仲間がいる!”
” 一人の力にこだわる事は無い!! ”
これと似た名言(パワーワード)は、他のマンガでもちょくちょく出てきます。
チーム同士の戦いである以上、個々の戦いに負けたとしても、チームが勝てば良いのです。この考えが持てれば、全体の戦局を俯瞰でとらえ、的確な全体戦略を展開することができるでしょう。
特に組織のリーダーに持っておいて欲しい考え方です。
そして、クロコダインの名言(パワーワード)。
” むしろ異なった能力で立ち向かっていくべきだ!!! ”
同系統の能力の戦いで、その能力が相手よりも劣っているとしたら、勝率は限りなく低くなるでしょう。
「パワー対決」で相手がパワー5、自分がパワー3なら、絶対にパワー対決では勝てません。
しかし、パワーの相手に対し、スピードで対応するならば、相手がパワー5、自分がスピード3でも戦いようが出てくる、ということです。
スピードの能力レベルとしては低くても、パワー対スピードは「嚙み合わない」戦いなので、スピードという能力の使い方・工夫次第で結果を変えることができるのです。
個人同士の戦いでは、この采配はできません。チーム戦だからこその采配です。
リーダーは、チームメイトの個々の能力を把握して、どこに配置するのがチームにとって益が大きいのか、常に戦局を俯瞰でとらえて采配することが求められるのです。
リーダーにとっては、能力的にチームメイトよりも優れていることが望ましいですが、このチームメイトの個別能力を活かす「采配能力」の方が重要なスキルといえるでしょう。
ポップの要求は高い ~リーダーが持つべき仲間への信頼~
” おれは今から 極大消滅呪文(メドローア)を作り出す! “
ダイパーティ VS ハドラ―親衛騎団 の戦いにおいて、戦略面のリーダーはポップでした。
戦いの展開に応じて、パーティに戦闘の指示を出していた感があります。
そして、この戦闘の第2幕において、ポップは先述した個々の違う能力で戦う指示(提案)を出した後、次のような指示(提案)をします。
” おれは今から 極大消滅呪文(メドローア)を作り出す! “
” 騎士(ナイト)の鏡を封じ 全員が集まるようにして欲しいんだ! “
騎士(ナイト)シグマは「呪文返し」ができる「シャハルの鏡」を持っています。そのまま呪文を放っては、如何に天下無敵・強力無比な「極大消滅呪文(メドローア)」でも、魔法力である以上は跳ね返されてしまうのです。
ポップの作戦は「シャハルの鏡」の脅威を取り去った上で、敵を1か所に集め「極大消滅呪文メドローア)」を放ち、まとめて一掃する、というものです。この作戦そのものは的を射たものです。
しかし、このポップの指示(提案)のすごいところは、細かい対策は一切提案していないところにあります。
どうすれば騎士シグマの「シャハルの鏡」を封じられるのか、更にどうやって「全員が集まる」ように仕向けるのか、といったことは一切提案していないのです。
これは何故か?
理由はポップが「仲間たちの力を信頼しているから」に他ならないと思います。
細かく指示をだして窮屈に戦わせるよりも、仲間たちなら自分のニーズを伝えるだけで、個々に考え、結果にコミットしてくれると思っているのではないでしょうか。
そして、そのポップの信頼を理解しているからこそ、マァムを始めとする他のパーティメンバーもその要求を受け入れ、ベストを尽くすのです。
この「仲間を信頼する」のは、リーダーとして重要です。リーダーに信頼されていると思うからこそ、チームメイトはその信頼に応えようと、更に頑張ろうと思うのです。
心理学でも「好意の返報性」というものがあります。「好意を示してくれる相手には、自分も好意を持つようになる」という心理・本能です。
自分に期待していないリーダーに対して、自分の能力を100%発揮しようとは思いません。自分の功績を好きでもないリーダーの成果と取られても癪ですよね。
ダイパーティ VS ハドラ―親衛騎団 の戦いは、ダイパーティがポップの作戦を見事に実現させ、ポップが「極大消滅呪文(メドローア)」でハドラ―親衛騎団を正に「一掃」します。
ポップの仲間への信頼が、チームメイトのやる気を100%引き出した結果、最高の成果につながったのです。
「仲間への信頼」
是非とも、集団や組織のリーダーに持っていて欲しい心構えですね。
名言(パワーワード)あふれる「ダイの大冒険」を観る・読む方法
●アニメを観るなら「U-NEXT」がおススメ!!
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」のアニメはU-NEXTで配信中です。1991年の1作目のアニメも配信されています。入会初月は無料で楽しめます。
※本ページの情報は2021年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
●原作マンガのまとめ読みは電子書籍がおススメ!!
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の原作マンガをまとめ読みするなら、場所を取らない・選ばないの「電子書籍」がおススメです。
「U-NEXT」でも購入できますが、まとめ購入するなら「eBookJapan」が良いようです。
「U-NEXT」は新規登録で「600円のクーポン」がもらえますが、「eBookJapan」では新規登録で「6回使える半額クーポン(上限250円)」がついてくるのです。つまり「最大1,500円のクーポン」がついてくることになります。「ダイの大冒険」は1冊¥679ですから、フルで活用できるのです。
「ダイの大冒険」は伏線回収が見事なマンガとして評価が高いです。まとめて読むことでこれらの伏線を忘れる前に回収を理解でするので、まとめ読みがおススメです。
●単話で原作マンガを読むなら「ジャンプ+」
単話なら「少年ジャンプ+」でポイント消費で読めます。
「少年ジャンプ+」
今回紹介した名言(パワーワード)や名シーンは、最初のジャンプコミックスで第19巻 第176話「超新技爆発!!!」に登場します)
では、また次回!
コメント