45作記念「スーパー戦隊 “大図解”」① ~東大王でも解けない超難問⁈ 「色」編!!~

アニメ分析

特撮ヒーローの代表格「スーパー戦隊シリーズ」45作記念「機界戦隊ゼンカイジャー」!!
“45作品記念” …。ちょっと違和感がありませんか? 何故 “45周年記念” と言わないのか??
答えが分かる人は、ちょっとした「戦隊通」といえますよ!!

45作記念「スーパー戦隊 “大図解”」① ~東大王でも解けない超難問⁈ 「色」編!!~

… 答えは “今の” スーパー戦隊シリーズの1作目「秘密戦隊ゴレンジャー」が始まったのが1975年だったから。「ゴレンジャー」は好評で2年放送され、シリーズ2作目の「ジャッカー電撃隊」と3作目の「バトルフィーバーJ」の間は1年のお休みがあります。(その間の1年間は、”伝説” の「スパイダーマン」が放送)

更に、先ほど “今の” と書きましたが「ゴレンジャー」と「ジャッカー」は元々「スーパー戦隊シリーズ」には入っていなかった… 等、割とイレギュラーも多いこのシリーズ。(この辺の情報も最後に書いとこうと思います)

今回はその “45作品記念” で話題の「スーパー戦隊シリーズ」を “図解” します。

「スーパー戦隊シリーズ」の作品紹介や全体像の紹介は他でも多数展開されていますし、かつボクごときよりも深く理解した上で紹介されていると思います。
そこで、今回は少し違った切り口でという趣旨で「スーパー戦隊」を “図解” という方法で捉えてみようと思います。
当たり前と思っていたことも 改めて図示すると、新しい発見があるかもしれませんよ‼

東大王でも解けない超難問⁈「スーパー戦隊クイズ!!」 色編

最初に「スーパー戦隊」の最大の特徴とも言える「戦士の色」に関するクイズです!!

超難問!! (「東大王」風…)

わかりそうでわからない⁈「スーパー戦隊クイズ」色編

① 戦隊といえば5色。多く採用されている色は上から 赤・青・黄・桃 。
  では、5番目に多く採用されているのは何色?


② これまでの45戦隊 全てに登場している戦士の色は? 全て答えよ。


③ 戦隊においてよく金と銀の戦士が仲間に加りますが多いのはどっち?


追加戦士として最も多く採用されている色は?


⑤ 今までに採用された戦士の色の中で追加戦士で登場したことがない色は?


⑥ 今までに採用された戦士の色の中で一人しか登場していない色は?

どうですか?
漠然としたイメージ、大まかな傾向は思いつくと思いますが、意外と正確には答えられないものもあるのではないでしょうか?

スーパー戦隊 大図解① スーパー戦隊といえば “色” !!

最初に、クイズ①~⑥の回答です。

「スーパー戦隊クイズ」①~の正解

① 5番目に採用が多い色は「緑」

② 45戦隊の全てに登場している色は「赤」と「青」


③ 金と銀の戦士で多く登場しているのは「銀」


④ 追加戦士として最も多く採用されている色は「銀」


⑤ 追加戦士で採用されたことがない色は「黄」と「桃」


⑥ これまで一人しか登場していない色の戦士は「グレー(灰)」

どうでしたか? 当たってましたか?

45戦隊全てに登場している色が「赤」と「青」だけって、ちょっと意外じゃないですか?
女性戦士は大体いるから「桃」とか、キレンジャーの印象がすごく強いから「黄」も全部に採用されてそうじゃないですか?

「スーパー戦隊」といえば、カラフルな戦士たち。
…ということで、最初の「スーパー戦隊 大図解」は採用カラーを図解してみました。

解釈によって変わると思いますが、全13色で、色の特定不能の戦士も合わせてメインと呼べる戦士は256名です。

各色の帯に数字が書かれています。これが各色で登場した戦士の数です。囲みがある色がありますが、囲みは追加戦士です。囲みの中に書かれた数字は、各色の最初から居た戦士と追加戦士の合計の人数です。

一番上の「赤」を例に見ますと、「46」というのが最初から居た戦士の人数。
囲みがあって「49」と書かれています。追加戦士として登場した「赤」の戦士が3人居て、最初から居た人数と追加戦士の人数を足して「46+3=49」。
つまり、「赤」の戦士の合計として「49」と書かれています。

他の色も同様です。
「紫」「水」「灰」「?」は、囲み+数字 しかありません。
これは、これらの色は追加戦士による採用しかされていないことを意味します。

戦隊といえば「赤」!!

戦隊45作品だが「赤」が45人以上居る不思議⁈
一部の例外を除いて、ほぼ全ての戦隊のリーダーは「赤」です。
当然、45作品全てに採用されている訳ですが、実は45人以上居るんです。
追加戦士として登場することもあるので45人以上居ても良いのですが、”最初から居る「赤」” も46人居るんです。何故か??

答えは、45作品・46戦隊だから。
「怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」という作品があります。
何とこの作品には、2つのメイン戦隊が最初から登場し、両戦隊とも「赤」がリーダーなのです。「2人の赤!!」として、当時話題になっていました。

長い歴史の中で、様々なチャレンジ、試みが行われているということを、改めて実感します。

“戦隊のリーダーが「赤」” という設定は、社会にも影響を及ぼします。
今ではジェンダーレスの考えの元、男女の色のイメージはあまりないですが、元々世間で持たれていたイメージは、男の子は「青」、女の子は「赤」というものでした。
しかし、戦隊で一番カッコいいのが「赤」なので、男の子が「赤」好きになるように刷り込まれていき、ジェンダーレスの考えを後押ししたものと思われます。
一般的な感覚さえも変えさせてしまった「スーパー戦隊」は、やはり偉大です…。

「青」は男女に強い!!

戦隊45作品全てに採用されているのは「青」!!
今回の図解における集計では、見た目上は「水色」っぽくても、最初から居るメイン戦士であったり、キャラクター名で「ブルー」を名乗っているものは「青」としてカウントしました。
例えば「ハリケンブルー」なんかは、見た目「水色」ですが、「青」としてカウントしています。
「キョウリュウシアン」等、名前でも「青」とは違うことをアピールしているものを「水色」としてカウントしました。

「青」が強い理由は、大きく3つでしょう。
● 元々、男の子に人気がある色
● 涼し気・爽やかなイメージで女性戦士にも採用できる色
● 色の3原色の1つ


戦隊は3人構成の場合もありますが、その場合、大抵 “色の3原色” が採用されます。
更に、男性でも女性でも使える人気の色、という使い勝手の良さが採用率の高さに繋がっているのでしょう。

「黄」と「桃」の意外な事実

「黄」と「桃」の追加戦士は過去に居ません。
「黄」と「桃」の戦士が作品に登場するかどうかは、最初に居るか・居ないかで分かるということですね。

採用率としては「黄」が「桃」よりも高いです。先ほどの「青」と同様で、「黄」も色の3原色の1つというのと、男女どちらの戦士にも採用できる、というところが強みなのだと思います。

「桃」は女性戦士にしか採用できない色ではあるので、3人戦隊になると採用されないですからね。その代わり、最も「女性らしさ」が強調されるので、色だけで女性としての魅力のイメージ補正がかかる利点があると思います。

「黄」って、ボクらの世代だと最初の「ゴレンジャー」の「キレンジャー」のイメージがあるので、「食いしん坊のカレー好き」というイメージがどこかに湧いてくるんですが、最近の世代は違うらしいですね。「黄」も女性戦士で採用されることが多い色ですし、最近の「魔進戦隊キラメイジャー」なんかでもイケメン設定だったりするので、持っている根本的なイメージが全く違うようです。

元々 “「黄」の戦士=食いしん坊・カレー好き” という設定の人はほとんどいないらしいですね。「キレンジャー」と5作目「太陽戦隊サンバルカン」の「バルパンサー」くらいなのでは。(「大戦隊ゴーグルV」の「ゴーグルイエロー」がどうだったか…? ビジュアル的にはそれっぽいのですが…)

宿命のライバル「緑」VS「黒」

「緑」と「黒」が同時に戦隊に採用されたのは45作品中 7作品しかないです。
その中でも最初から一緒に同じ戦隊に居たのは4戦隊のみです。
つまり、基本的に “どちらかが採用されれば、どちらかは落ちる” という、直接のライバル関係にあるのが「緑」と「黒」なのです。

下記は採用カラーを時系列でまとめた図解です。

「緑」は最初の「ゴレンジャー」から採用されていました。しかし「黒」も3作目の「バトルフィーバーJ」の「バトルケニア」から採用されているので、両色共に古参なのです。

28作目「特捜戦隊デカレンジャー」までは「緑」14に対し、「黒」15で勝っていたのですが、最近「緑」の採用率が高くなり、逆転されました。
この間、11作目「光戦隊マスクマン」から15作目「鳥人戦隊ジェットマン」まで、5年間全く「緑」が採用されないという “冬の時代” もある程だったのですが…。

「緑」は、最近では「宇宙戦隊キュウレンジャー」の「カメレオングリーン」や「キラメイジャー」の「キラメイグリーン」等、女性戦士でも採用が増えているのが特筆的です。まだ「黒」の女性戦士は登場したことがないので、今後も「黒」が不利かもしれませんね。

最初に採用されたのは「緑」、
だが “冬の時代” もあり一時期「黒」が逆転、
最近では女性戦士への採用というチャンス拡大もあり「緑」が再逆転、
正に一進一退の攻防を繰り広げる好敵手(ライバル)、それが「緑」と「黒」なのです。

制作都合の不遇の色「緑」

CG合成をする場合、グリーンの背景で撮影します。
「緑」の戦士はこのグリーンを背景に馴染んでしまうため撮影がしにくいという制作事情があります。つまり制作サイドからすると「緑」はあまり採用して欲しくない訳です。
「緑の冬の時代」は割と初期のことなので、CG技術が今ほど発達していなかったとすると、長い不遇の時代に影響しているのかもしれないですね。
女性戦士への採用が増えているとはいえ、この “不利” は永遠に「緑」の課題ですね…

追加戦士の色の傾向は?

追加戦士としては「金」と「銀」が多いです。
「金」「銀」双方で0.5人でカウントしているのは「ルパンレンジャーVSパトレンジャー」の追加戦士「ルパンX(銀)」と「パトレンX(金)」です。1人が2色に変身する設定なので、各色0.5人分としました。

追加戦士としては「銀」がNo.1です。
でも「金」7.5に対し「銀」8.5 とわずかの差ですから、両色とも、追加戦士としては非常に高い採用率です。

やはり追加戦士となると、最初から居る戦士たちよりも強いインパクトが求められます。
それを色味で表現しようとしたときに、特別感のある色を採用したくなる。
そうすると「金・銀」という、他にはない輝きがある色が選ばれるのでしょう。

実際「金・銀」の戦士は他の色の戦士よりも、見た目では格が違う印を象持ちます。

キミは「オレンジ(橙)」の戦士を知っているか…?

「オレンジ(橙)」の戦士の歴史は、実はとても古いのです。
何と 3作目「バトルフィーバーJ」の「バトルコサック」から採用されているのです!!!!

3作目から採用されたにも関わらず、次に「オレンジ(橙)」の戦士が登場したのは「列車戦隊トッキュウジャー」の追加戦士「トッキュウ6号」。
「スーパー戦隊」黎明期から1軍色として活躍したにも関わらず、実に35年もの間、くすぶり続けてきたのです…!!!

「オレンジ(橙)」って、読売ジャイアンツもイメージカラーとして採用しているし、必ずしも弱い色ではない気がします。
デザインや使い方次第では強そうな色にすることも出来ると思います。
「スーパー戦隊」は根本的には「色」で個性を表現する作品だと思うので、是非、この「色味の活かし方の工夫」で「オレンジ(橙)」を、今までと違ったと良さや魅力が出せるように挑戦していって欲しいです。

「スーパー戦隊」46年の歴史における唯一のオンリーワンの戦士とは…

「スーパー戦隊」には様々な色の戦士が登場してきましたが、その中で2人といない色の戦士がたった1人だけ存在します…。

それが「グレー(灰)」の戦士。
「獣電戦隊キョウリュウジャー」の「キョウリュウグレー」です。
「キョウリュウジャー」は最終的に10人という当時最大の人数の戦隊でしたが、その人数の多さが実現させた「グレー(灰)」採用といえるでしょう。

「スーパー戦隊」における現在の最大人数は12人の「キュウレンジャー」です。しかし、その12人のキュウレンジャーにおいても「グレー(灰)」の戦士は存在しなかったのです。

「キョウリュウグレー」は正に「スーパー戦隊」における “オンリーワンの戦士” といえるでしょう。

「ゴレンジャー」は「スーパー戦隊」ではなかった

「超世紀戦隊」という言葉を知っていますか?

昔は現在で言う「スーパー戦隊シリーズ」を語るときに、「超世紀戦隊」と「スーパー戦隊」という2つの定義があったのです。

●スーパー戦隊:「バトルフィーバーJ」以降の戦隊作品の総称
        (「ゴレンジャー」と「ジャッカー」は含まれない)

●超世紀戦隊:「ゴレンジャー」「ジャッカー」を含めた全戦隊作品の総称
        (「スーパー戦隊」+「ゴレンジャー」「ジャッカー」)

→「超世紀戦隊」の呼び方が「スーパー戦隊」に変わり、現在に至る

「スーパー戦隊」とは、元々「バトルフィーバーJ」から始まったシリーズです。
先述したように、「ゴレンジャー」と「ジャッカー電撃隊」の後、1年間が空いて、かつ放送時間枠も変更になっています。「ゴレンジャー」に端を発するシリーズは「ジャッカー電撃隊」との3年間で一度、幕を下ろしているのです。

そして1年空けて、改めて新シリーズとして始まったのが「スーパー戦隊」であり、その第1作目が「バトルフィーバーJ」なのです。(つまり、先述した「オレンジ(橙)」の戦士は「スーパー戦隊」第1作目から登場しているオリジナルカラーと言えるのです!!)

実際、「バトルフィーバーJ」から数えて10作目の「超獣戦隊ライブマン」では「スーパー戦隊10周年」、15作品目に当たる「五星戦隊ダイレンジャー」は「スーパー戦隊15周年」というのがキャッチコピーの1つでした。

しかし、長寿シリーズになり、歴代の振り返り等が企画されたとき、どうしても「集団ヒーローもの」の元祖としては「ゴレンジャー」から始めないと不自然になる。だが、今さら「スーパー戦隊」に入れることもできない。そんな葛藤の中生まれたのが「超世紀戦隊」という定義だったのではないかと推測されます。

しばらく2つの定義で進めていたものの、一般的なユーザーにはこの微妙な定義の違いは浸透せず、当時は人によって解釈が様々だったように思います。(逆に2つの定義を語れる人は自己陶酔したものですが… ボクもそうでした…)

周年記念などで盛り上げることも多くなってきた時代だったので “中途半端な定義は良くない” と英断したのでしょう。
定義としては一般的に分かり易い「ゴレンジャー」からの全作品とし、
名称はより浸透していた「スーパー戦隊」を採用した。


つまり「超世紀戦隊」と呼んでいたものを「スーパー戦隊」と呼ぶということに公式に決めたのです。ユーザー目線で考えて、最も分かり易い形にするというマーケティング戦略の結果だったのではと思います。

「未来戦隊タイムレンジャー」辺りから「スーパー戦隊シリーズ」というロゴが番組の最初に入るようになり、この新しい定義が公式にアピールされ運用されるようになり、現在に至るのです。

過去の「スーパー戦隊」を知るな、劇場版から観るのがオススメ!!

「スーパー戦隊45作記念」として歴代の戦隊がフィーチャーされると、過去の戦隊を観たくなる、知りたくなりますよね。ですが「スーパー戦隊」シリーズはどの作品も基本的には1年間のシリーズなので大体50話前後あります。全てを視聴するにはなかなかの根性が必要です。

各作品全話は観れないが、過去作品の魅力を映像作品として知りたい。
そんな人はまず、劇場版から観てみてはいかがでしょうか。
劇場版は1本完結ですし、特別な作品なので大抵の場合、各々の戦隊作品としての個性と魅力が詰まったものになっています。
つまり、各戦隊の魅力を映像で理解するには劇場版が最適なのです。

多くの配信サイトでたくさんの歴代戦隊の劇場版を配信していますが、U-NEXTがお薦めです。
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この期間であれば「スーパー戦隊劇場版」も見放題です!!

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下記の29作品がU-NEXTで配信中です。

1作目 秘密戦隊ゴレンジャー
4作目 電子戦隊デンジマン
5作目 太陽戦隊サンバルカン
6作目 大戦隊ゴーグルV
7作目 科学戦隊ダイナマン
9作目 電撃戦隊チェンジマン
11作目 光戦隊マスクマン
13作目 高速戦隊ターボレンジャー
17作目 五星戦隊ダイレンジャー
18作目 忍者戦隊カクレンジャー
19作目 超力戦隊オーレンジャー
25作目 百獣戦隊ガオレンジャー
26作目 忍風戦隊ハリケンジャー
28作目 特捜戦隊デカレンジャー
29作目 魔法戦隊マジレンジャー
30作目 轟轟戦隊ボウケンジャー
31作目 獣拳戦隊ゲキレンジャー
32作目 炎神戦隊ゴーオンジャー
33作目 侍戦隊シンケンジャー
34作目 天装戦隊ゴセイジャー
35作目 海賊戦隊ゴーカイジャー
36作目 特命戦隊ゴーバスターズ
37作目 獣電戦隊キョウリュウジャー
38作目 列車戦隊トッキュウジャー
39作目 手裏剣戦隊ニンニンジャー
40作目 動物戦隊ジュウオウジャー
41作目 宇宙戦隊キュウレンジャー
42作目 怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
44作目 魔進戦隊キラメイジャー

※本ページの情報は2021年4月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

次回は「スーパー戦隊のモチーフ」の大図解です!!

いかがでしたか?
「スーパー戦隊の色」という、最も基本的な部分って、逆に漠然と受け入れがちですけど、改めて整理してみると新しい発見や気付きがあったのではないでしょうか。

次回は同じような切り口で「スーパー戦隊のモチーフ」について考察していきます。
「東大生でも解けない超難問スーパー戦隊クイズ」も用意する予定ですので、また挑戦してみてください。

では、また次回。


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